文献詳細
増大号特集 もう悩まない こどもと思春期の整形外科診療
5章 部活動や習い事によるスポーツ障害
文献概要
Point!
●陸上競技の代表的スポーツ傷害として疲労骨折,肉ばなれなどが挙げられる.
●スポーツ傷害予防や,傷害発生後の活動に関しては,トレーニングの量・質を年代に合わせて検討すべきである.
●経験的判断のみではなく,客観的な指標を用いた医学的判断で受傷後の方針を検討すべきである.
●親,指導者などの意見も尊重しつつ,医学的介入,啓蒙を行っていく必要がある.
●陸上競技の代表的スポーツ傷害として疲労骨折,肉ばなれなどが挙げられる.
●スポーツ傷害予防や,傷害発生後の活動に関しては,トレーニングの量・質を年代に合わせて検討すべきである.
●経験的判断のみではなく,客観的な指標を用いた医学的判断で受傷後の方針を検討すべきである.
●親,指導者などの意見も尊重しつつ,医学的介入,啓蒙を行っていく必要がある.
参考文献
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2) 日本陸上競技連盟医事委員会.陸上競技ジュニア選手のスポーツ外傷・障害調査—第2報(2016年度版).東京:日本陸上競技連盟;2017.
3) 日本陸上競技連盟医事委員会.陸上競技ジュニア選手のスポーツ外傷・障害調査—第3報(2017年度版).東京:日本陸上競技連盟;2018.
4) 日本陸上競技連盟医事委員会.陸上競技ジュニア選手のスポーツ外傷・障害調査—第4報(2018年度版).東京:日本陸上競技連盟;2019.
5) 日本陸上競技連盟医事委員会.陸上競技ジュニア選手のスポーツ外傷・障害調査—第5報(2019年度版).東京:日本陸上競技連盟;2020.
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