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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科57巻7号

2022年07月発行

特集 整形外科医×関節リウマチ診療 今後の関わり方を考える

今後のリウマチ診療において,整形外科医がどのように関わっていくか—リウマチ内科医の立場より

著者: 北靖彦1

所属機関: 1横浜労災病院リウマチ・膠原病センターリウマチ科・膠原病内科

ページ範囲:P.877 - P.881

文献概要

古くは整形外科医が関節リウマチ(RA)治療の中心であったが,強力な薬剤の登場でRAの手術は減少してきている.しかし,RA患者が最初に受診するのは整形外科医が多く,関節診療についてはリウマチ内科医よりも精通しているので重要な役割がある.整形外科医で薬物療法も行うことは十分に可能だが,難治例や副作用発現時はリウマチ内科や他領域内科医に依頼できる体制が必要である.整形外科で手術後はリウマチ内科医で治療したり,リウマチ内科医で治療し安定した後の維持療法はクリニックの整形外科で行ったり,患者本位の密な連携が重要である.

参考文献

1) 日本リウマチ学会(編).関節リウマチ診療ガイドライン2020.東京:診断と治療社;2021.p.16-9.
2) Smolen JS, Landewé RBM, Bijlsma JWJ, et al. EULAR recommendations for the management of rheumatoid arthritis with synthetic and biological disease-modifying antirheumatic drugs:2019 update. Ann Rheum dis 2020;79(6):685-99.
3) Fraenkel L, Bathon JM, England BR, et al. 2021 American College of Rheumatology Guideline for the Treatment of Rheumatoid Arthritis. Arthrits Care Res (Hoboken) 2021;73(7):924-39.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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