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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科57巻8号

2022年08月発行

文献概要

特集 整形外科ロボット支援手術 膝関節編

CORITMによるロボット支援TKA

著者: 二木康夫1

所属機関: 1慶應義塾大学整形外科

ページ範囲:P.963 - P.967

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近年,全世界的にコンピュータ支援整形外科(CAOS)による人工膝関節全置換術(TKA)が増えている.CAOSの種類はさまざまであるが,本邦では2019年からロボット支援技術が導入された.ロボット支援TKAは他のCAOSとは一線を画し,骨切り精度の向上により軟部組織バランスとアライメントの調整を術者の思いどおりに再現することが可能である.次世代型ロボット支援手術システムCORITMを用いれば前十字靱帯(ACL)や膝内側側副靱帯(MCL)を最大限温存し,狭いストライクゾーンにインプラントを設置することが可能である.本稿ではCORIを用いたACL温存TKAを紹介するとともに今後の可能性や課題について述べる.

参考文献

1) Smith+Nephew 2019. Implant Placement Accuracy Verification. Internal Report. TR1521.
2) Australian Orthopaedic Association National Joint Replacement Registry. Annual Report 2021. Hip, Knee & Shoulder Arthroplasty. https://aoanjrr.sahmri.com/annual-reports-2021(2022年6月27日アクセス)
3) Niki Y, Nagura T, Nagai K, et al. Kinematically aligned total knee arthroplasty reduces knee adduction moment more than mechanically aligned total knee arthroplasty. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc 2018;26(6):1629-35.
4) Howell SM, Roth JD, Hull ML. Kinematic alignment in total knee arthroplasty. Definition, history, principle, surgical technique, and results of an alignment option for TKA. Arthropaedia 2014;1:44-53.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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