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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科57巻9号

2022年09月発行

文献概要

境界領域/知っておきたい

形成外科からみた創処置に関する基本と禁忌

著者: 髙木誠司1

所属機関: 1福岡大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.1158 - P.1161

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はじめに

 外科医である限り,体表皮膚の創傷処置は知っておくべき基本的事項の1つと考える.本稿では,手術による縫合創,そして術後の創離開や外傷に伴う皮膚潰瘍を念頭に置き,形成外科医としてどのような創処置・創管理を施しているのかについて述べる.ただ,今回記す「創処置」の前提には皮下埋没縫合を含めた形成外科的縫合手技があるので,これについては是非にほかの資料を参照していただきたい.

参考文献

1) 井上智雄,長野博志,川崎啓介・他.下腿開放骨折に対するLA-ICG蛍光造影法を用いたデブリードマン.骨折2019;41(4):1387-91.
2) 大慈弥裕之,髙木誠司.感染創.日本形成外科学会,日本創傷外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会(編).形成外科診療ガイドライン3 創傷疾患.2021年版.東京:金原出版;2021.p.79-81.
3) Copeland-Halperin LR, Reategui Via Y Rada ML, Levy J, et al. Does the timing of postoperative showering impact infection rates? A systematic review and meta-analysis. J Plast Reconstr Aesthet Surg 2020;73(7):1306-11.
4)  Murphy C, Atkin L, Swanson T, et al. Defying hard-to-heal wounds with an early antibiofilm intervention strategy:wound hygiene. J Wound Care 2020;29(3):S1-28.[=館 正弘・他(訳).早期の抗バイオフィルム介入戦略で難治性創傷を克服する:Wound hygiene/創傷衛生.J Wound Care 2020;29(3):S1-28.]
5) Bay L, Kragh KN, Eickhardt SR, et al. Bacterial aggregates establish at the edges of acute epidermal wounds. Adv Wound Care (New Rochelle) 2018;7(4):105-13.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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