文献詳細
特集 医師の働き方改革 総チェック
病院の機能別の対応
文献概要
2024年4月から医師の働き方改革が施行される.地方の医師不足の病院の立場としては,大学との関係は非常に重要であり,大学からの応援を得るためには宿日直許可が重要課題となる.宿日直許可がなければ,大学からの応援勤務がすべて時間外勤務となり,時間外勤務が超過し,応援の縮小が危惧される.時間外勤務を行うには36協定の取得が必要であり,また医師の確保のためには今後増えてくる女性医師へのフレキシブルな対応も大切である.少ない医師の勤務負担を軽減するには医師から他職種へのタスク・シフト/シェアが重要となる.
参考文献
1) 佐藤文彦.地方の病院は「医師の働き方改革」で勝ち抜ける.東京:中央経済社;2020.
2) 厚生労働省.医師の働き方改革に関する検討会 報告書.2019.https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000496522.pdf(2022年9月1日アクセス)
3) 厚生労働省.時間外労働規制のあり方について③(議論のための参考資料).医師の働き方改革に関する検討会(第18回)資料.2019.https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000477078.pdf(2022年9月1日アクセス)
4) 高橋 秦.三位一体改革の考え方 働き方改革が始まると何が起きるか(上).社会保険旬報2020;2793:12-7.
掲載誌情報