文献詳細
特集 医師の働き方改革 総チェック
働き方改革の手法
文献概要
日本にクリニカルパス(以下,パス)が導入されてから20年以上が経過し,年々導入施設は増えてきているが,未だ根強い誤解で導入されていない施設も多い.パスは単なる診療計画表ではなく,患者状態と診療行為の目標,評価・記録を含み,分析して医療の質の改善を図るものである.多職種で話し合ってパスを作成する,患者情報を多職種で共有しながらパスを使用する,使用後に分析して改善策を提案する,というサイクルを回すことで,医療の質を担保しながらも業務の効率化を図るツールとなる.
参考文献
1) 宮崎久義,野村一俊,武藤正樹・他.日本におけるクリティカルパスの普及に関する実態調査報告(第3報).医療マネジメント会誌2019;20(1):45-52.
2) 一般社団法人日本クリニカルパス学会.クリニカルパスの普及・体制の現状と課題—第21回(2021年度)アンケート結果から.日クリニカルパス会誌2022;24(1):70-82.
3) 野村一俊.クリティカルパスと地域医療連携.医療マネジメント会誌2002;2(3):314-9.
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