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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻3号

2023年03月発行

文献概要

特集 二次骨折予防に向けた治療管理

骨粗鬆症リエゾンサービスの多職種連携

著者: 鈴木敦詞1 植田佐保子1 垣田彩子1

所属機関: 1藤田医科大学医学部内分泌・代謝・糖尿病内科学

ページ範囲:P.245 - P.250

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骨粗鬆症性骨折後の高リスク患者に対する二次性骨折を予防するためには,診療する医師個人の努力のみに依存することは非効率かつ不確実である.日本骨粗鬆症学会が推進する骨粗鬆症リエゾンサービスでは,メディカルスタッフに対して骨粗鬆症マネージャー資格を付与し,多職種連携・施設間連携による診療支援により,「初発の骨折を防ぎ,骨折の連鎖を絶つ」ことを目指している.みずからの職種の専門性によらず包括的診療支援が行えるように「OLS-7」などの枠組みも提唱されている.

参考文献

1) 遠藤直人,竹内靖博,倉林 工・他.骨粗鬆症リエゾンサービス(Osteoporosis Liaison Service:OLS)と骨折リエゾンサービス(Fracture Liaison Service:FLS)について.日骨粗鬆症会誌2020;6(3):289-90.
2) 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会(編).骨粗鬆症リエゾンサービス.骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版.日本骨粗鬆症学会・日本骨代謝学会・骨粗鬆症財団(発行),東京:ライフサイエンス出版;2015.p.146-7.
3) Akesson K, Marsh D, Mitchell PJ, et al;IOF Fracture Working Group. Capture the fracture:a best practice framework and global campaign to break the fragility fracture cycle. Osteoporos Int 2013;24(8):2135-52.
4) 日本骨粗鬆症学会・日本脆弱性骨折ネットワーク(監),FLSクリニカルスタンダード作成ワーキンググループ(編).日本版二次骨折予防のための骨折リエゾンサービス(FLS)クリニカルスタンダード.第3版.2020.http://www.josteo.com/ja/news/doc/200518_3.pdf(2022年11月3日アクセス)
5) Chandran M, Mitchel PJ, Amphansap T, et al;Asia Pacific Consortium on Osteoporosis (APCO). Development of the Asia Pacific Consortium on Osteoporosis (APCO) Framework:clinical standards of care for the screening, diagnosis, and management of osteoporosis in the Asia-Pacific region. Osteoporos Int 2021;32(7):1249-75.
6) 日本骨粗鬆症学会・日本脆弱性骨折ネットワーク(監).二次骨折予防のための骨折リエゾンサービス(FLS)実践マニュアル.2020.http://www.josteo.com/ja/news/doc/201125_1.pdf(2022年11月3日アクセス)
7) 鈴木敦詞.骨粗鬆症リエゾンサービス.日骨粗鬆症会誌2020;6(4):445-8.
8) 鈴木敦詞.ガイドライン 骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について.日骨粗鬆症会誌2016;2(2):123-8.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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