臨床整形外科58巻4号

2023年04月発行

Lecture

骨軟部腫瘍で一般整形外科医がおさえておくべきポイント

著者： 筑紫聡¹

所属機関： ¹愛知県がんセンター整形外科

ページ範囲：P.417 - P.420

はじめに

　骨軟部腫瘍は整形外科の日常診療で遭遇する機会の多い疾患である．そのほとんどは良性ではあるが，1％程度に悪性が含まれており，悪性疾患は命に関わるためその扱いに注意が必要なことがある．本稿では骨軟部腫瘍の取り扱いで留意したい点について概説する．

参考文献

1) Madewell JE, Ragsdale BD, Sweet DE. Radiologic and pathologic analysis of solitary bone lesions. Part I:internal margins. Radiol Clin North Am 1981;19(4):715-48.

2) Dangoor A, Seddon B, Gerrand C, et al. UK guidelines for the management of soft tissue sarcomas. Clin Sarcoma Res 2016;6:20. doi:10.1186/s13569-016-0060-4.

3) 日本整形外科学会(監)．日本整形外科学会診療ガイドライン委員会/軟部腫瘍診療ガイドライン策定委員会(編)．軟部腫瘍診療ガイドライン2020．改訂第3版．東京：南江堂；2020．