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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 1章 診断

自分で上手に撮る単純X線撮影のコツ—当直や術後に,各部位の正しい画像を得るために

著者: 古川博明1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院画像診断・治療部

ページ範囲:P.458 - P.466

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Point!

●適切な撮影体位にするためには,まずはじめに被検者の姿勢を整えておくと,整位しやすく正しい画像が得られる.また経過観察時の再現性も担保できる.

●撮影方法により画像の左右/表裏が逆になるため,できる限り鉛マークを入れて撮影する.

●本稿の単純X線撮影法はあくまで基本形である.これに留意しながら,痛みで動かせない被検者はX線入射方向を垂直から水平にするなど応用することで,正しい画像を得ることができる.

参考文献

1) 高井夏樹.肘関節が伸展できない場合でも安定して肘関節正面X線撮影を行う方法.INNERVISION 2021;36(4):98-102.
2) 高倉義典(監).安藤英次.図解 下肢撮影法.東京:オーム社;2010.p.199-208.
3) 榊 和宏.踵骨撮影法の見直し—軸位法を主に.日放技誌2012;59(7):790-5.
4) 黒木一典,古川博明.画像解剖に基づく単純X線写真の撮影法と読影のポイント.東京:シービーアール;2009.p228-30.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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