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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 1章 診断 スペシャリストからのメッセージ

「攻め」と「守り」の脊椎外科診療

著者: 鳥畠康充1

所属機関: 1厚生連高岡病院整形外科

ページ範囲:P.518 - P.520

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はじめに

 いきなり私事で恐縮であるが,23歳のとき,スキー事故によって第12胸椎破裂骨折と脊髄不全損傷を受傷し,これを契機に進路を心臓外科医から脊椎外科医に変更した.整形外科医の先生方が相当にかっこよかったためである.しかし最大の理由は,この事故があったからこそ今の自分があるのだと将来思いたい,そうすればこの不幸な事故に多少なりとも意味づけができる,という自分勝手なものだった.

 38年後の自分は,アイデアがほとばしり最先端を走る脊椎外科医になっていないが,当時の決断は正しかったと思っている.平均的脊椎外科医であるがゆえに若い先生方に伝えることができる率直な思いを述べてみたい.

参考文献

1) 鳥畠康充.整形外科医が知っておくべき循環器疾患.久保俊一(編).整形外科医が知っておくべき境界領域のポイント.東京:診断と治療社;2014.p.45-57.
2) Toribatake Y, Komine N:Usefulness of stress-loading test for ankle brachial index using an originally developed exercise device to detect peripheral arterial disease. Int Angiol 28(2):100-5, 2009.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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