icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 1章 診断 スペシャリストからのメッセージ

認定骨・軟部腫瘍医になろう

著者: 山本憲男1

所属機関: 1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科先進運動器医療創成講座

ページ範囲:P.523 - P.524

文献購入ページに移動
●自分の専門性とキャリアアップを図るために

 専門というのは,自分のものの見方,考え方のよりどころとなる柱です.そしてこの専門は,整形外科医として治療に携わっていく際に,自分に大きな自信をもたせてくれる大切なものです.私は以前ご指導いただいた先生から,「二足の草鞋を履きなさい」と言われたことがあります.これは,「1つだけではなく自分の専門を複数もちなさい」という意味で,複数の専門をもてば別の視点から疾患を捉え直すことができ,今まで気付かなかった治療に対する新しいアプローチも可能になる,といった趣旨のお話でした1)

 何を自分の専門とするか,大いに悩んでいる研修医の先生方も多いと思いますが,専門とは決して1つに限定しなければならないものではありません.ぜひ自分のもつ専門の1つとして,骨・軟部腫瘍を学んでいただき,日本整形外科学会が認定を行っている骨・軟部腫瘍医の資格を取得していただきたいと願っています.

参考文献

1) 山本憲男.わらじ(草鞋).整形外科2012;63(2):120.
2) 山本憲男,土屋弘行.がんロコモががん診療を変える—整形外科が「がん診療」で実現できること.ロコモチャレンジ!推進協議会 がんロコモワーキンググループ(編).整形外科医が今日から始める がんロコモ.東京:総合医学社:2019.
3) 山本憲男.超音波凝固切開装置等加算とブラックペアン.整形外科2018;69(11):1096.
4) 金沢大学附属病院整形外科.液体窒素処理骨を含む自家処理骨を用いた再建術が保険承認されました.2020年4月1日.https://ortho.w3.kanazawa-u.ac.jp/news/698/(2023年1月31日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら