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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 2章 治療

骨折手術のための髄内釘の種類,特徴と使い方

著者: 新倉隆宏1 北田真平1

所属機関: 1兵庫県立西宮病院整形外科,外傷再建センター

ページ範囲:P.599 - P.605

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Point!

●現代では髄内釘の進歩が著しい.多方向に多数本の横止めスクリューが挿入できる,横止めスクリュー挿入孔が髄内釘の近位端・遠位端に配置されている,横止めスクリューの安定化機構が付与されている,このような機種が各社から供給されている.

●高性能な髄内釘が使用できるようになり,長管骨の近位端・遠位端骨折という,以前はプレートが選択されることが多かった骨折にまで髄内釘の適応が拡大してきている.

●ただしこういった髄内釘の高性能を最大限に活かせるかどうかは,術者がその機構・性能を正しく理解しているか,また,それを適切に使いこなせているかに依存する.このことを肝に銘じて手術に臨んでほしい.

参考文献

1) 塩田有規,最上敦彦,桐村憲吾.腱板疎部からの順行性上腕骨髄内釘挿入の工夫.肩関節2012;36(2):477-80.
2) Fukumoto G, Fukui T, Oe K, et al. Closed compression nailing using a new-generation intramedullary nail without autologous bone grafting for humeral shaft nonunion. Case Rep Orthop 2021;2021:5548729. doi:10.1155/2021/5548729
3) Watanabe Y, Takenaka N, Kobayashi M, et al. Infra-isthmal fracture is a risk factor for nonunion after femoral nailing:a case-control study. J Orthop Sci 2013;18(1):76-80.
4) Niikura T, Lee SY, Sakai Y, et al. Retrograde intramedullary nailing for the treatment of femoral medial condyle fracture nonunion. Strategies Trauma Limb Reconstr 2015;10(2):117-22.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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