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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 2章 治療

DVTの診断と対処法

著者: 中村琢哉1

所属機関: 1富山西総合病院整形外科

ページ範囲:P.616 - P.620

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Point!

●下肢に痛み,浮腫・腫脹,発赤,静脈怒張の症状をみたときには,必ずDVT(深部静脈血栓症)を疑う.

●安静などの危険因子がないか確認する.

●Dダイマーが高値のときや臨床的にDVTを強く疑うときには,下肢静脈エコーもしくは造影CT検査を行う.

●PTE(肺血栓塞栓症)が合併していないか,PTEに進展する危険性が高いかを判断する.

参考文献

1) Lee LH, Gallus A, Jindal R, et al. Incidence of venous thromboembolism in Asian populations:a systematic review. Thromb Haemost 2017;117(12):2243-60.
2) American Academy of Orthopaedic Surgeons. American Academy of Orthopaedic Surgeons clinical guideline on prevention of symptomatic pulmonary embolism (PE) in patients undergoing total or knee arthroplasty. 2007.
3) 日本整形外科学会(監).日本整形外科学会診療ガイドライン委員会,日本整形外科学会症候性静脈血栓塞栓症予防ガイドライン策定委員会(編).日本整形外科学会 症候性静脈血栓塞栓症予防ガイドライン2017.東京:南江堂;2017.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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