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増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 2章 治療
下肢骨骨折後の骨癒合過程および段階的荷重方法の実際—理学療法的な見地から
著者: 八幡徹太郎12 吉田信也2 村松僚太2 竹田圭佑2 渡部貴也2
所属機関: 1金沢大学附属病院リハビリテーション科 2金沢大学附属病院リハビリテーション部理学療法部門
ページ範囲:P.633 - P.638
文献購入ページに移動●部位ごとに仮骨出現や骨癒合の標準的時期が提示されてはいるものの,実際に許可する荷重はそれだけで適正に判断できるものではない.
●部分荷重開始は,骨癒合促進の意義のほか,感覚系機能(位置・関節覚や立位歩行動作感覚といった運動感覚)の減退を予防する意義もかなり大きい.
●1/2以下の部分荷重は原則,両側上肢支持(平行棒内か両松葉杖)で行うものであり,片側杖で行うのは危険である.
●認知症や恐怖心が強い患者には,傾斜台を利用した部分荷重法がある.
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