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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 できる整形外科医になる! 臨床力UP,整形外科診療のコツとエッセンス 2章 治療 スペシャリストからのメッセージ

リウマチ整形外科の魅力とは? スペシャリストになるための極意とは?

著者: 中川夏子1

所属機関: 1兵庫県立加古川医療センター整形外科

ページ範囲:P.652 - P.653

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はじめに

 関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)薬物治療は劇的に進歩しており,早期の確実な診断と迅速な薬物治療介入によって寛解または低疾患活動性が達成され,RAに伴う関節破壊の抑制も期待される.しかし,薬物治療のみですべての問題を解決できるわけではない.一般社団法人日本リウマチ学会(Japan College of Rheumatology:JCR)編集の「関節リウマチ診療ガイドライン2020」1)にも,非薬物治療・外科的治療アルゴリズムが記載されている(図).

 関節が病態の中心であるRAは,実は本来整形外科医が最も得意とする分野であると思われる.外科的アプローチだけでなく,非薬物治療全体が整形外科医の守備範囲であり,RA患者の満足度を上げるためにも整形外科医の治療参画が必要であると考える.

参考文献

1) 日本リウマチ学会(編).関節リウマチ診療ガイドライン2020.東京:診断と治療社;2021.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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