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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科58巻6号

2023年06月発行

文献概要

特集 FRIの診断と治療—骨折手術後感染の疑問に答える

軟部組織欠損を伴ったFRIの治療戦略

著者: 長谷川真之1

所属機関: 1湘南鎌倉総合病院外傷センター

ページ範囲:P.821 - P.826

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軟部欠損を伴ったfracture-related infectionは非常に稀な合併症である.治療の根幹は,適切なデブリドマン,骨安定化の維持,血行のよい組織による早期軟部再建である.そして,プラスアルファの工夫として高濃度抗菌薬局所投与(high CALI)がある.

参考文献

1) Morgenstern M, Kuehl R, Zalavras CG, et al. The influence of duration of infection on outcome of debridement and implant retention in fracture-related infection. Bone Joint J 2021;103-B(2):213-21.
2) Kneser U, Brockmann S, Leffler M, et al. Comparison between distally based peroneus brevis and sural flaps for reconstruction of foot, ankle and distal lower leg:an analysis of donor-site morbidity and clinical outcome. J Plast Reconstr Aesthet Surg 2011;64(5):656-62.
3) 長谷川真之,二村謙太郎,西田匡宏・他.骨折関連感染症に対するhigh concentration antibiotics local infusionの有用性.骨折2021;43(4):1141-5.
4) 長谷川真之.重症開放骨折における深部感染の治療戦略.臨整外2022;57(4):373-9.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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