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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻10号

2024年10月発行

文献概要

特集 整形外科医のための臨床研究の進め方—立案から実施まで

臨床研究の倫理的原則と配慮

著者: 青木保親12

所属機関: 1東千葉メディカルセンター整形外科 2千葉大学大学院医学研究院総合医科学講座

ページ範囲:P.1181 - P.1184

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わが国における臨床研究は,「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を遵守して進めることが原則である.それにより研究対象者の生命,健康および人権を守りながら臨床研究を行うことができる.研究者は研究対象者の負担やリスクを最小となる形で科学的合理性のある研究を行う.研究の実行から研究成果の公表に至るまで,個人情報の保護や利益相反の管理にも配慮することが求められる.研究責任者は個人的に倫理的妥当性を判断するのではなく,倫理審査委員会による客観的評価を受けたうえで臨床研究を行う必要がある.

参考文献

1) 文部科学省,厚生労働省,経済産業省.人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針.令和3年3月23日.2021.https://www.mhlw.go.jp/content/000757566.pdf(2024年7月13日アクセス)
2) 日本医学会日本医学雑誌編集者会議.日本医学会 医学雑誌編集ガイドライン2022.2022.https://jams.med.or.jp/guideline/jamje_2022.pdf(2024年7月13日アクセス)
3) 文部科学大臣決定.研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン.平成26年8月26日.2014.p.10.https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/__icsFiles/afieldfile/2014/08/26/1351568_02_1.pdf(2024年7月13日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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