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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻10号

2024年10月発行

文献概要

特集 整形外科医のための臨床研究の進め方—立案から実施まで

臨床研究のデザイン

著者: 竹上未紗1

所属機関: 1東京大学医学系研究科公衆衛生学分野

ページ範囲:P.1197 - P.1202

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臨床研究の実施において,リサーチクエスチョンの構造化の次の大きな山場はそれを研究デザインに落とし込む作業である.研究デザインにはさまざまな種類がある.現実の研究環境に照らし合わせたうえで,最も質の高い結果が得られる研究デザインが,自身の研究にとっての最適な研究デザインである.比較が目的の研究においては,要因と結果の関連をより確かにするために,偶然誤差,バイアス,交絡,原因と結果の時間的順序からの検討が必要となる.質の高い臨床研究となるか否かは,デザインの段階からの適切な対応にかかっている.

参考文献

1) 福原俊一.臨床研究の道標.第2版.下巻.京都:健康医療評価研究機構(iHope);2017.
2) Hulley SB, Cummings SR, Browner WS, et al. Designing clinical research. 4th ed. Lippincott Williams & Wilkins;2013.
3) Ono R, Takegami M, Yamamoto Y, et al. Impact of lumbar spinal stenosis on metabolic syndrome incidence in community-dwelling adults in Aizu cohort study (LOHAS). Sci Rep 2022;12(1):11246. doi:10.1038/s41598-022-15173-y.
4) 竹上未紗,福原俊一.誰も教えてくれなかったQOL活用法—測定結果を研究・診療・政策につなげる.第2版.京都:健康医療評価研究機構(iHope);2012.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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