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視座
運動は治療のひとつ
著者: 平岡弘二1
所属機関: 1久留米大学医学部整形外科教室
ページ範囲:P.329 - P.329
文献購入ページに移動一方,整形外科領域ではサルコペニア,骨粗鬆症,各種術後の機能回復など,運動は治療として必須であり,その主な役割は,患者さんのquality of life(QOL)の向上である.また近年,がん治療においては運動によるがん進行の抑制メカニズムの研究が進んでおり,運動をすることで筋肉から分泌されるマイオカインなどの生理活性物質ががん細胞に影響し,増殖や浸潤転移の抑制に働いている可能性が考えられるようになってきた.
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