icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻4号

2024年04月発行

文献概要

臨床経験

改良型大阪医大式側弯装具に対する患者アンケート調査

著者: 重松英樹1 川崎佐智子1 池尻正樹1 撫井貴弘1 田中康仁1

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.431 - P.434

文献購入ページに移動
背景:改良型大阪医大式(OMC)側弯装具のアンケート調査を実施した.方法:装具の①重さ,②着脱,③肌トラブル,④着用時間について調査した.結果:①,③,④に関して,以前のOMC装具と比較して明らかな変化はなかった.②に関して,改良によりすべての患児が自分で着脱ができていた.まとめ:装具重量の軽量化を図ったが,患児の実感に変化はなかった.改良型OMCによる肌トラブルは全体として有意な減少を示さず,骨盤周囲に多く認めた.すべての患児で着脱が自分で可能であった.

参考文献

1) Yamamoto S, Shigematsu H, Kadono F, et al. Adolescent scoliosis screening in Nara City Schools:a 23 year retrospective cross-sectional study. Asian Spine J 2015;9(3):407-15.
2) Weinstein SL (ed). The Pediatric Spine:Principles and Practice. 2nd edition. Philadelphia:Lippincott Williams & Wilkins;2001. p.355-69.
3) Weinstein SL, Dolan LA, Wright JG, et al. Effects of bracing in adolescents with idiopathic scoliosis. N Eng J Med 2013;369(16):1512-21.
4) 重松英樹,田中誠人,川崎佐智子・他.特発性側彎症への装具治療成績—奈良県立医科大学側彎外来データから.臨整外2018;53(8):727-30.
5) 重松英樹,田中誠人,川崎佐智子・他.大阪医大式(OMC)側彎装具に対する患者アンケート調査.臨整外2019;54(12):1287-91.
6) 和歌里美,辻 尚美,安部佳子.特発性側彎症で装具治療を受ける思春期患児への看護支援のあり方.日看会論集:慢性期看2017;47:171-4.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら