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増大号特集 絶対! 整形外科外傷学 1章 整形医局(自習室)
ビジュアルにわかる骨癒合の基礎—バイオロジーとバイオメカニクス
著者: 新倉隆宏1
所属機関: 1兵庫県立西宮病院整形外科
ページ範囲:P.456 - P.463
文献購入ページに移動●骨癒合(骨折治癒)の基礎を理解することは,臨床において必ず役に立つ.
●骨癒合の基礎を理解するにはバイオメカニクス(物理学的な観点)とバイオロジー(生物学的な観点),両方の観点が必要である.
●骨折治癒に関わる骨化形態には2種類ある.膜性骨化と軟骨内骨化(内軟骨性骨化)である.
●骨折治癒過程は,炎症,膜性骨化,軟骨形成,軟骨内骨化,リモデリングが段階的に,しかもそれぞれがオーバーラップしながら,絶妙なハーモニーを奏でつつ進行する.
●骨折治癒,すなわち骨癒合には2つのタイプがある.一次性骨癒合(直接的骨癒合)と二次性骨癒合(間接的骨癒合)である.
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