icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻5号

2024年05月発行

文献概要

増大号特集 絶対! 整形外科外傷学 2章 整形外来

骨折診断のピットフォール

著者: 佐藤直人1 善家雄吉1 酒井昭典2

所属機関: 1産業医科大学救急・集中治療科 2産業医科大学整形外科学

ページ範囲:P.536 - P.541

文献購入ページに移動
Point!

●骨折の見逃しには,①そもそも疑うことができなかった場合と,②所見はあったが画像的に診断に至らなかった場合の2パターンがある.

●まずは見逃しやすい骨折があるということを認識しておく必要がある.

●骨折治療は,その初期治療が以後の転帰に及ぼす影響が大きい.

●そのため,日常診療で比較的遭遇しやすい肩関節・手関節・腰背部・股関節・足関節周囲の愁訴に対して,見逃しやすい骨折の具体例を筆者の経験を踏まえて解説する.

参考文献

1) Lau ETC, Hong CC, Poh KS, et al. A relook at the reliability of Rockwood classification for acromioclavicular joint injuries. J Shoulder Elbow Surg 2021;30(9):2191-6.
2) Kleeblad LJ, Loggers SAI, Zuidema WP, et al. Current consensus and clinical approach to fragility fractures of the pelvis:an international survey of expert opinion. OTA Int 2023;6 (5 Suppl):e293. doi:10.1097/OI9.0000000000000293.
3) 酒井 愛,藤原祐樹,熊谷寛明.足関節内果骨折における腓骨近位部骨折(Maisonneuve骨折)の見落としのリスク因子についての検討.骨折2021;43(2):421-4.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら