icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻5号

2024年05月発行

文献概要

増大号特集 絶対! 整形外科外傷学 column

外傷教育の重要性

著者: 尾﨑敏文1

所属機関: 1岡山大学学術研究院医歯薬学域生体機能再生・再建学講座(整形外科学)

ページ範囲:P.637 - P.637

文献購入ページに移動
 整形外科専攻医や初期研修医を含めた若手医師にとって,外傷は整形外科で最も接することが多い分野といえます.外傷救急医療では70%程度の症例に整形外科が関与していると思います.骨折手術は,整形外科領域で最も多い手術の1つで,整形外科手術の基本といえます.骨折に対する考え方や手術手技は年々変化し,進歩していますので,整形外科医の骨折治療に関する知識のアップデートはとても重要と考えられます.若手医師に対する系統だった教育だけでなく,指導医に対する知識や手技のアップデートの重要性,さらには,重度四肢外傷や骨盤骨折などの治療に従事する高度な専門医の育成の重要性も感じております.

 私は毎年骨折治療に関係する学会に参加させていただいていますが,参加者に若手医師が非常に多く活気があること,そして年々増えている演題数を拝見すると骨折治療に対する若手医師の関心度がよくわかります.岡山大学整形外科では外傷教育を重視しており,1954年の開講以来,常に外傷班とその外傷チーフを教室スタッフに配属してきました.また,私自身も2015年にはAOベーシックコースに参加し,知識のアップデートも行ってきました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら