icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻5号

2024年05月発行

文献概要

増大号特集 絶対! 整形外科外傷学 5章 リハビリテーション室

大腿骨近位部骨折の術後リハビリテーション

著者: 小村英明1 村岡辰彦2

所属機関: 1社会医療法人緑泉会米盛病院 2社会医療法人緑泉会米盛病院外傷再建センター

ページ範囲:P.651 - P.655

文献購入ページに移動
Point!

●理学療法士は,手術加療の効果を活かし,患者の状態に応じたリハビリテーションを実施しなくてはならない.

●合併症予防など術後を見据えた術前リハビリテーションの有用性を理解し,多職種が協力して取り組むことが望ましい.

●術後はできる限り受傷前の生活に戻ることを目標とすべきだが,患者の状態を適切に評価したうえで判断していくことが大事である.

●術後早期は,患部への過負荷や疼痛誘発を回避し,治癒を阻害することなく動作能力の改善を図っていくことが重要である.

*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年5月末まで)。

参考文献

1) Sawaguchi A, Momosaki R, Hasebe K, et al. Effectiveness of preoperative physical therapy for older patients with hip fracture. Geriatr Gerontol Int 2018;18(7):1003-8.
2) 内田 学,小森博人,加藤宗規.深部静脈血栓症を予防するために実施される手法の効果検証.理学療法科学2010;25(4):539-42.
3) 釜谷佳幸,澤井孝一,江川琢也・他.離床時期は術後ADLに影響を与えるか?—大腿骨近位部骨折術後の検討.骨折2021;43(3):656-9.
4) 越智龍弥,中野哲雄,宮園一樹・他.大腿骨近位部骨折における歩行再獲得に影響する入院時所見.整外と災外2004;53(3):636-9.
5) Kitamura S, Hasegawa Y, Suzuki S, et al. Functional outcome after hip fracture in Japan. Clin Orthop Relat Res 1998;(348):29-36.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら