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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科59巻7号

2024年07月発行

文献概要

特集 大規模レジストリーによる整形外科リアルワールドエビデンス構築

大規模レジストリーによる臨床研究の意義

著者: 康永秀生1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科臨床疫学・経済学

ページ範囲:P.861 - P.864

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リアルワールドデータ(RWD)とは,日常臨床から恒常的に得られる患者データの総称である.本稿はRWDのうち患者レジストリーに着目し,臨床研究における患者レジストリーの位置づけ,意義,現状,課題について総括する.患者レジストリーを活用することにより,実臨床における診療実態や治療効果を明らかにできる.しかし,観察データであるため「適応による交絡」を十分に調整しきれないなどの限界がある.患者レジストリーを用いた臨床研究を成功させるには,臨床と疫学・統計学の各専門家がチーム体制で取り組む必要がある.

参考文献

1) 日本整形外科学会.日本整形外科学会症例レジトリー.https://www.joanr.org/(2024年4月23日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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