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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科6巻1号

1971年01月発行

文献概要

検査法

関節鏡診断の進歩

著者: 渡辺正毅1

所属機関: 1東京逓信病院整形外科

ページ範囲:P.67 - P.74

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I.関節鏡診断学の進歩の段階
 内視鏡診断の条件としては
 1)目的の体腔,管内に挿入することができる
 2)内部を見ることができる
 3)診断に必要な範囲の観察ができる
 4)鏡像の解釈の基準が明らかにされている
 5)記録(写真撮影)ができる
 6)必要な付属器械(生検パンチなど)を備えている
などがあげられる.しかし,内視鏡の進歩は,大別して2段階に分けることができる.すなわち,まず内部を見ることができることが第1段階であり,これは主としてhard wareに属し,さらに診断に実用できる内視鏡であることが第2段階で,これを達成するためにはsoft wareの占める役割が大きい.第1段階の単に内部が見えるだけの内視鏡の開発は,文字通り第2段階の内視鏡開発のための足がかりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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