icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科6巻12号

1971年12月発行

文献概要

検査法

脊髄動脈造影法—選択的脊髄動脈造影法の手技を中心として

著者: 柴崎啓一1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1018 - P.1028

文献購入ページに移動
いとぐち
 現在,各種脳疾患については血管造影法が診断および治療の極めて有力な補助手段となつている.これに対して脊髄血管造影法は脊髄の血管分布の特異性が大きな障害となり,未だその手技が一般化されておらず,臨床的価値もごく一部の疾患を除いては評価されていない.
 しかしながら,脊髄疾患の中にはその原因を循環障害に求められながらも,病態を明らかにされていない疾患も少なくない.脊髄のarterio-venous malformationもその一つであり,これら疾患に対して脊髄動脈造影法は,未だ得られた知見は少ないが,試みられてしかるべき検査法と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら