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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科6巻2号

1971年02月発行

文献概要

論述

低濃度フェノール溶液による神経ブロック法(2)—筋電図学的考察

著者: 高浜晶彦1 原武郎1 和才嘉昭1

所属機関: 1九州労災病院リハビリテーション診療科

ページ範囲:P.110 - P.118

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緒論
 脊髄損傷,脳血管障害などに伴つた下肢の痙性麻痺に対して,その主な痙性筋の支配神経を電気的に分離選択し,ブロックを施行すると,確実かつ簡便であり,また低濃度フェノール溶液による神経ブロックは,リハビリテーションの場において,しばしば問題となる痙性に対する有効な手段であると報告した1)
 低濃度フェノール溶液による神経ブロックが選択的であり,運動神経の損傷を合併するか否かについて,現在では意見が分かれている2〜4).痙性除去に対するフェノールの作用機序を筋電図学的に考察するとともに,痙性に対する考え方につき述べ,各神経線維の損傷度合についても知ろうとした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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