icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科6巻2号

1971年02月発行

文献概要

臨床経験

関節リウマチに及ぼすGold Chlorophyllinの効果—実験的ならびに臨床的研究

著者: 松元司1 工藤尚2

所属機関: 1東京労災病院整形外科 2順天堂大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.163 - P.168

文献購入ページに移動
緒言
 関節リウマチの病因に関しては多くの報告がなされているが,まだ定説はない.しかしながら近年免疫学の進歩により,関節リウマチの病気の経過中において自己抗原抗体反応が大きな場を占めていることが明らかにされてきた.一方1927年Lande,Pick等の発表以来金塩剤が本疾患の治療に用いられ,わが国においてもその有効なことが確かめられている.しかしながらその副作用も大きな問題となつているのも事実である.
 そこでわれわれは抗原抗体反応を抑制し,かつ関節リウマチに有効な新しい金製剤を求めていた.最近,春日井の協力を得て,第1図のごとき構造を有する一種のキレート化合物である,金クロロフィリンを作製し,実験的,臨床的に検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら