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視座
TNM分類の問題
著者: 青池勇雄1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.261 - P.261
文献購入ページに移動換言すると,癌について各国で行なう情報の交換や,資料の評価に当つて,癌を一定の規約の下に分類しておけば,その治療効果の判定に,客観性が得られるからというわけで,国際的な分類がなされるのである.それで,TはPrimary Tumorで各臓器の悪性腫瘍の大きさ,拡がりを示しており,NはRegional Nodusで局所的淋巴節の腫瘍があるか否か,あればその程度を表わし,MはMetastasisで遠隔部位の転移の有無,程度を示すもので,それぞれT,N,Mはその程度によつて,さらに,1,2,3,4……などを附けて,程度の位づけをしようとするのである.
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