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臨床経験
Riemenbügel様装具による新生児先天股脱治療の試み
著者: 鈴木良平12 佐藤信也2
所属機関: 1長崎大学 2福島県立医科大学整形外科
ページ範囲:P.335 - P.340
文献購入ページに移動10数年来,著者らは乳児先天股脱に対して,PavlikのRiemenbügelを用いているが,新生児に対してもこのような装具が用いられないであろうかと考えた.つまり厳重な固定を行なわず,向脱臼性の股関節伸展運動のみを制限してjoint laxityの消失を待ち,固定性の脱臼に進展するのを防止することを意図するものである.しかし乳児用のRiemenbügelは材料の点で新生児の皮膚には危険であるし,新生児には重すぎて固定用装具となつてしまうおそれがある.
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