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臨床経験
骨関節結核として誤診療されていた先天性皮膚瘻の2例
著者: 末沢慶紀1 梅沢文彦2
所属機関: 1国立村山療養所整形外科 2東京電力病院整形外科
ページ範囲:P.439 - P.444
文献購入ページに移動ここ20数年間の抗結核剤の発達普及とともに骨関節結核は激減しすでに姿を消しつつある疾患となつた.しかるに数こそ少ないが,依然骨関節結核は厳然として存在し,結核治療の発展がわざわいしてか,その病態がかえつて把握しにくいものとなつた面がある.
脊椎カリエスとして長期間誤診療されていた先天性皮膚瘻の2例を得たので反省例として報告する.
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