文献詳細
文献概要
検査法
胸腰移行部椎間板造影法
著者: 河野通隆1
所属機関: 1国立村山療養所整形外科
ページ範囲:P.792 - P.799
文献購入ページに移動1948年Lindblomによりはじめて臨床的に応用された椎間板造影法はわが国にも導入され,爾来幾多の曲折を経て椎間板基因性疾患を椎間板症と一括呼称せしめるまでに発展した.一方では椎間板造影法の進歩・発展にしたがい椎間板穿刺の罪悪も多く論じられているが,いまだなお椎間板症の病態の究明・治療法の選択に椎間板造影法の占めている位置は大きい.
腰部椎間板症の発症部位頻度は下位腰椎間で多く,Love法・さらに進んで椎体固定術の処方は目常茶飯のごとくに行なわれている.
掲載誌情報