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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科6巻9号

1971年09月発行

臨床経験

大腿骨転子部骨折の治療について

著者: 上平用1 古瀬清夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.807 - P.813

文献概要

はじめに
 転子部骨折とは,大腿骨頸部関節嚢外部から,小転子の約5cm末梢部位までの骨折を意味している.しかも骨折部特に内側骨皮質部(cortical buttress)が粉砕され不安定となりやすいので,内反変形治癒の傾向が強いこと,大腿骨頸部内側骨折(以下内側骨折と略す)にくらべ高齢者に発生し,長期臥床をよぎなくされ合併症を併発,不幸な転帰をとりがちなことなど,世界的に老齢人口がますます増加することと相まつて,治療上問題の多い骨折の一つである.
 著者らは転子部骨折の治療成績を,おもにレ線学的に調査し,内固定法に関しいささかの知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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