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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科7巻1号

1972年01月発行

文献概要

境界領域

完全横断脊髄修復の試み

著者: 相原坦道1 樋口紘1 鈴木二郎1

所属機関: 1東北大学脳疾患研究施設脳神経外科

ページ範囲:P.58 - P.67

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緒言
 脊椎動物の脊髄切断実験は,多数の研究者によつて,古くから行なわれてきたが,脊椎動物のうちでも魚類や両棲類は,脊髄が完全に切断されても神経線維の再生がおこり,約3週間で切断部は完全に再建されることが観察されている20)
 しかし,動物が高等になるにつれて,とくに哺乳動物では,脊髄切断間隙に結合組織細胞や神経膠細胞による瘢痕組織が侵入増殖するために,損傷脊髄の修復はほとんど不可能であるというのが従来の定説であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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