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筋組織病理図譜・3
進行性筋dystrophy症—Duchenne型 その1
著者: 桜井実1 保坂武雄2
所属機関: 1東北大整形外科 2国立西多賀病院整形外科
ページ範囲:P.242 - P.242
文献購入ページに移動この症例は10歳で,その後筋萎縮が進行し臥床したままになつた.筋標本は前脛骨筋中央部より採取したもので第2図に見られるように直径の大小不揃いが最も特徴的で,大方のものが細くなる一方,逆に非常に太い線維が出現する.筋鞘核の中心移動を示すものが沢山見られ,筋線維の間隙に結合織が増殖し,所により脂肪組織が入り込んで来る.細胞浸潤は認められない.
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