文献詳細
筋病理組織図譜・5
文献概要
本疾患は口を尖らせたような特有な顔貌,頸から肩にかけて,さらに上腕の著しい筋萎縮が特徴的で(第1図),腕組みをさせると肩甲骨が鳥の羽のようにとび出してくる(第2図).
この症例は28歳であるが10年前にdystrophyと診断されて以来少しずつ筋萎縮が進行し,最近は上肢の挙上ができなくなり,躯幹の前後屈も困難になつて来た.しかし上下肢の末梢側の筋力は比較的強く握力はかなりある.EMGは萎縮筋でlow voltageを示し,血清のCPKなどの上昇はない.
この症例は28歳であるが10年前にdystrophyと診断されて以来少しずつ筋萎縮が進行し,最近は上肢の挙上ができなくなり,躯幹の前後屈も困難になつて来た.しかし上下肢の末梢側の筋力は比較的強く握力はかなりある.EMGは萎縮筋でlow voltageを示し,血清のCPKなどの上昇はない.
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