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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科7巻5号

1972年05月発行

文献概要

筋病理組織図譜・5

進行性筋dystrophy症—Facioscapulohumeral型

著者: 桜井実1 黒沢大陸1

所属機関: 1東北大整形外科

ページ範囲:P.385 - P.385

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 本疾患は口を尖らせたような特有な顔貌,頸から肩にかけて,さらに上腕の著しい筋萎縮が特徴的で(第1図),腕組みをさせると肩甲骨が鳥の羽のようにとび出してくる(第2図).
 この症例は28歳であるが10年前にdystrophyと診断されて以来少しずつ筋萎縮が進行し,最近は上肢の挙上ができなくなり,躯幹の前後屈も困難になつて来た.しかし上下肢の末梢側の筋力は比較的強く握力はかなりある.EMGは萎縮筋でlow voltageを示し,血清のCPKなどの上昇はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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