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四肢腫瘍—これはなんでしょう(11)
著者: 骨腫瘍症例検討会 鳥山貞宜1 福田宏明2
所属機関: 1日本大学整形外科 2慶應義塾大学整形外科
ページ範囲:P.659 - P.665
文献購入ページに移動A 患者は18歳女性,主訴は左下腿痛,生後5カ月の時から左下腿の彎曲に気付き東大病院を受診したが,経過を見ようということで,そのまま放置していました.学生時代に左下腿が太いのではないか,といわれたことがあるそうですが,45年の11月に100メートルくらい歩くと,左下腿に痛みが出るようになり,私共の外来を受診しました.
初診時の所見は左下腿外側下中1/3に膨隆があり,圧痛,熱感などはありません.左下肢長はS. M. D.で約1cm短縮があり,全身変形,皮膚腫瘍,皮膚異常色素沈着はありません.血清カルシウム正常,アルカリフォスファターゼ正常,その他臨床検査には異常はありませんでした.
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