icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科7巻8号

1972年08月発行

文献概要

臨床経験

AOI Compression plateの臨床応用—その3.前腕骨骨幹部骨折に対する経験

著者: 鳥潟泰仁1 山田勝久1 永田覚三1 宝積豊1 小林昭1 山口智2 林輝明2

所属機関: 1横浜南共済病院整形外科 2横浜船員保険病院整形外科

ページ範囲:P.671 - P.677

文献購入ページに移動
はじめに
 前腕骨々幹部骨折は前腕の解剖学的,機能的特殊性より難治な骨折の一つとされ,観血的療法を必要とする場合が少なくない.とくに両前腕骨々折に対する観血的療法として,従来,Eggers plate,Küntscher髄内釘,Kirschner鋼線,rush pin等多種多様の固定材料を組み合わせた幾多の方法が諸家により考案されてきた.そのうちでも椀骨にEggers plate,尺骨にKüntscher髄内釘を使用する方法が比較的良いとされ,今日広く用いられているようであるが,固定性の強固さ,前腕回旋運動の維持という面で今一つ問題がある.
 1963年Müller一派により開発されたAO法は,近年,本邦においても杉本,宮城,棈松,角南らにより紹介され,その報告例も次第に増加しつつある現状である.われわれは第19回東日本整形外科学会シンポジウムにおいてdouble angled hip plateの使用経験を,第372回整形外科集談会東京地方会において十字plateの使用経験を報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら