icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科7巻8号

1972年08月発行

文献概要

臨床経験

種々の奇形を合併した先天性両側性脛骨完全欠損症の1例

著者: 兼松英夫1 堀田道男1 所忠1 山路兼生1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.684 - P.687

文献購入ページに移動
はじめに
 日常われわれ整形外科医が遭遇する種々の先天性奇形の中でも,四肢長管骨の先天性欠損症は比較的稀な疾患であり,しかも本症の特徴として長管骨欠損単独として見られることはむしろ少く,多くの場合その他の種々の奇形を随伴し,従つてそれだけに患者のADL障害も大きく,本症の治療法には今日なお多くの問題が残されている.
 先天性脛骨欠損症は1841年,Ottoが記載して以来諸家の報告を見るが,本邦においても,大正5年金子の報告以来過去44例の報告を数え,うち両側性でしかも完全欠損の症例は8例を数えるのみである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら