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カラーシリーズ
文献概要
3)線維腫およびデスモイド
良性の線維性腫瘍といえば線維腫である.割合に多い腫瘍で,被膜を有し,硬度は硬く,割面は灰白色充実性である.よく見ると線維束が錯綜して"カラクサ模様"を呈する.これは後述する平滑筋腫に最も定型的に見られるが,線維腫にも類似した像が見られる.大きくなると腫瘍組織の一部が変性して小さいチステを形成することもある.
組織学的には線維芽細胞よりなるが,一般に細胞成分が少なく,間質の膠原線維が多い,従ってワン・ギーソン染色で赤く,アザン・マロリー染色で青く染まる部分が多くなる.染色標本を肉眼で見て見当のつく場合も多い.
良性の線維性腫瘍といえば線維腫である.割合に多い腫瘍で,被膜を有し,硬度は硬く,割面は灰白色充実性である.よく見ると線維束が錯綜して"カラクサ模様"を呈する.これは後述する平滑筋腫に最も定型的に見られるが,線維腫にも類似した像が見られる.大きくなると腫瘍組織の一部が変性して小さいチステを形成することもある.
組織学的には線維芽細胞よりなるが,一般に細胞成分が少なく,間質の膠原線維が多い,従ってワン・ギーソン染色で赤く,アザン・マロリー染色で青く染まる部分が多くなる.染色標本を肉眼で見て見当のつく場合も多い.
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