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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科7巻9号

1972年09月発行

文献概要

手術手技

膝蓋骨骨折の手術的療法

著者: 桜田允也1

所属機関: 1済生会神奈川県病院整形外科

ページ範囲:P.741 - P.747

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はじめに
 膝蓋骨骨折で離開のない症例は保存的に治療し,離開のある時は,中枢骨片は大腿四頭筋の筋力が大きいために非観血的に整復固定することは困難で,観血的治療の適応とされている.
 保存的治療としては,離開を起させぬように膝関節伸展位に大腿上端部以下ギプス固定を行なう.関節血腫のある時は穿刺を行なう.ギプスが乾燥すれば歩行を許し,約3〜4週でギプスをシャーレとし,自動運動,機能訓練を主とする後療法を行なう.その予後は普通きわめて良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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