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臨床経験
習慣性肩関節前方脱臼の手術成績
著者: 山本竜二1 片山国昭1 片山雅宏1 田那村宏1 下島治1 鈴木純一1 矢橋健一2
所属機関: 1東急病院整形外科 2矢橋整形外科病院
ページ範囲:P.867 - P.876
文献購入ページに移動習慣性肩関節前方脱臼の病態については欧米では古くから諸説があり,また本邦でも諸家の報告をみるが,いまだ定説はない.また手術法についても多くの報告があり,結局原因除去のものと原因の如何にかかわらず脱臼の防止を計るものに大別される.しかし数多くあつた従来からの手術法も最近はかなり厳選されてきているとはいえ,実際にはどの手術法を選ぶかの基準がまだ決定していないのが現状である.
我々は昭和36年1月より現在までに習慣性肩関節脱臼25例26関節にBankart法14例,Oudard法の岩原変法8例,Eden-Hybbinette法1例,Bristow-McMurray法3例を行ない,今回術後1年以上を経過した21例22関節の成績を検討し報告する.
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