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追悼
Güntz教授逝く
著者: 天児民和12
所属機関: 1九州大学 2九州労災病院
ページ範囲:P.1027 - P.1028
文献購入ページに移動Güntz教授は36歳でポリオにかかり不自由な体に鞭打つて教授としての職責を全うしてきた特異な生活力を持つた人である.1903年Erfurtの近くで生れた.父は保健官であつた.元来彼の家系は医家であつて彼の曽祖父は精神病学者で,当時精神病患者の多くは鎖につながれていたのを解放して治療した最初の医師であつたことはGüntz教授ご自身から直接聞いたことがある.そこの高等学校を卒業して1922年Marburg大学に入った.その後ドイツの大学生がするようにWürzburg,Münchenの大学を遍歴し,1927年に医師試験に合格した.その後彼はDresdenの市立病院で臨床修練を行なつた.そして当時Dresden市立病院の病理部長であつたSchmorlの所で2年間病理解剖の勉強をした.その後一時内科の勉強もしたことがあつたが,1932年にはSchmorlの所のOberarztに迎えられた.
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