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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科8巻2号

1973年02月発行

文献概要

シンポジウム 乳幼児先天股脱の手術療法

先天股脱における腸腰筋の意義とその移行術

著者: 浜田博朗1 吉岡康裕1 下村裕1 広島和夫1 市岡侔1 高瀬忠1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.139 - P.147

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はじめに
 Pavlik(1958)の提唱したRiemenbügelの普及により,本邦における先天股脱の治療体系は大きな変革をとげ,その治療成績は飛躍的に向上した.Riemenbügelによつても整復されない症例に対しては,over-head tractionを中心とする保存療法が試みられ,その不成功例に対しては観血的整復術が行なわれる。
 手術療法についてみると,はじめ単なる関節切開と臼内への骨頭整復,すなわち単純な観血的整復術が試みられたが,症例経験が積まれるにしたがつてそれのみをもつてしては不十分であるとして,種々の手術的整復が諸家によつて提唱されるにいたつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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