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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科8巻3号

1973年03月発行

文献概要

カラーシリーズ

四肢の軟部腫瘍 9—横紋筋肉腫 4

著者: 金子仁1

所属機関: 1日本医科大学 2老人病研究所基礎部

ページ範囲:P.186 - P.189

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 横紋筋肉腫のうち,embryonal typeは小型円形細胞が主体である。細胞の密在している所では診断がつけ難い。疎開部で索状配列,干し柿像等が出てくる。時にリボン状細胞や,多核巨細胞が出現する。Pas染色によるグリコーゲンは多量に認められる場合が多い。この種の細胞が蜂巣状に並んだのがalveolar typeである。また膀胱,中耳,腟等,内腔のある臓器にembryonal typeの横紋筋肉腫が発生すると,肉眼的に葡萄の房のようになるのでbotryoid typeと呼ぶ。一般に幼児に多い。
 今回はembryonal typeの横紋筋肉腫を掲載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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