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四肢腫瘍—これはなんでしょう(18)
著者: 骨腫瘍症例検討会 鳥山貞宜1
所属機関: 1日大整形
ページ範囲:P.241 - P.243
文献購入ページに移動A 患者は31歳の女性ですが,28歳の時すなわち昭和41年9月に転倒し右上腕骨遠位端に病的骨折を起して私共の病院を訪れました.初診時の所見では,右肘の強い腫脹・疼痛および運動制限がありますが,全身状態は良好で血清Ca,P,アルカリフォスファターゼ等の臨床検査はすべて異常ありませんでした.
初診時のレントゲン像では上腕骨顆上部から関節軟骨の近くまで多房性に嚢腫様陰影が広がり,滑車の部分は病的骨折を起こして陥凹しております(第1図).
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