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視座
指屈筋腱断裂に対する治療法の変遷に学ぶ
著者: 田島達也1
所属機関: 1新潟大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.367 - P.367
文献購入ページに移動古典的直接縫合のみじめな失敗に挑戦したBunnellは1920年ころからK. Biesalski,L. Mayerらによつて基礎固めされた遊離腱移植術に着目しこれを応用し技術を精密化することによつて画期的な成果を挙げたことは周知のとおりである.しかしこれで問題がすべて解決されたわけではなくJ. Boyesが1950年信頼すべき遠隔成績を発表しているとおり,どんな熟練者によつても優れた成績は70%前後しかえられない.まして神経血管損傷や瘢痕拘縮の合併例などにおける成績は遙かに劣つている.
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