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シンポジウム 顔面外傷
交通事故と顔面外傷
著者: 藤野豊美1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部形成外科学教室
ページ範囲:P.395 - P.400
文献購入ページに移動こうした交通機関のなかで,われわれ誰もが容易に入手し利用できるのが自動車である.人間の歩行する道路ならどこでも走行できるこの大きな運動量をもつ鉄塊は,カンと経験のくるつた操作を行えば一瞬にして走る凶器となる(アメリカでは走る棺桶という).事実,警察庁の統計によれば,年間の死亡例は2万人をこえ,負傷者は100万人に近く,しかも年々と増加する傾向にあるという.
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