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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科8巻6号

1973年06月発行

文献概要

論述

長管骨骨折の閉鎖性髄内釘骨接合術の新展開(螺子横固定と髄内圧迫固定法)について

著者: 山本真1 真角昭吾1 轟木碩也1

所属機関: 1北里大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.466 - P.479

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まえがき
 骨折癒合のための固定は"骨折端は骨が癒合するまで正しい位置に固定しておかねばならない"というBöhlerの原則として知られている."骨片間のnon unionの原因は不適当な固定である(Watson-Jones)""non unionは骨片の不完全な固定の例にもつとも多い(Cave)""骨折端における新骨形成は可能な限り絶対的に近い固定が重要である.骨片のすべての動きは仮骨を損傷する(Key & Conwell)""delayed unionのもつとも通常の原因は骨折部の回旋と剪力を生ずる不適当な固定と,骨癒合が完全になるまでの適当な固定が行なわれないことである(De Palma)""骨折部の固定が不充分で動揺する場合は癒合し難い(神中)""骨折治療にとつてもつとも大切なことは骨折部を整復し,immobilizationを完璧にすることである(天児)"と骨折部の固定の重要さが教えられてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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